Photography:Tadayuki Minamoto







第一回 旧藏内邸 文人さろん

2018年11月24日[土]

山陽、竹田、漱石が訪ねた豊前の文人文化

一滴の茶 一茎の花

江戸時代後期、上方の町人は儒学や漢詩文など文芸に親しみ、
自然で自由な精神、生き方を重んじた。
彼らの書斎には山水画が掛けられ、
美しい花が飾られ、煎茶を味わい、人との対話を楽しんだ。
彼らは文人と呼ばれ、その嗜好は文人趣味、文人文化と呼ばれた。
その自由な精神と、自然と調和した美意識から、
今私たちが学ぶべきことを探る「旧藏内邸文人さろん」。

上方の漢詩人、頼山陽。豊後の文人画家、田能村竹田。
ふたりが上方と豊前豊後を旅した行路には文人文化が花開き、
交流の場=サロンが広がった。
時を経て明治時代に継承された豊前の文人文化を色濃く残す旧藏内邸。
それは煎茶文化である。
室内からの山並みの眺望と庭園。
泉や流れ、池に面した清らかな茶室。
古写真に見る山水画や漢詩、そして瓶に飾られた花。
一滴の茶、一茎の花から自由な精神と
生きる力をいただく「文人さろん」。



日 時  平成30年11月24日[土]
     午前一〇時より(受付九時より)
会 場  旧藏内邸
     福岡県築上郡築上町上深野三九六
煎茶席  佃 一輝 [一茶庵宗家]
献 花  珠 寳  [花士]
献 花  10時 ― 10時30分
対 談  11時 ― 12時
     佃 一輝 × 珠寳
     「文人文化を語る。上方と豊前、煎茶、山水、花」
昼食・休憩 ※邸内をお楽しみください。
煎茶席  14時 ―
[煎茶席=限定40名]
[献花・対談・茶席の見学=限定60名]
※人数に限りがありますので、予定席を超えたご応募がありましたら、抽選とさせていただきます。
[入館料=300円]
※昼食は別途1,000円。
※未就学児を含む申し込みはできません。



2018年11月25日[日]

頼山陽が「耶馬渓」と命名して二〇〇年

文人の聖地 耶馬渓を行く

文政元年(1818)、
歴史家、詩人、南画家でもある頼山陽が
豊後竹田の田能村竹田に会い、日田の広瀬淡窓を訪ねたのち、
山国川流域を12日間過ごした。
そしてここを「耶馬渓」と命名して200年が経つ。
耶馬渓の魅力は連なる岩の峰、美しい川の流れ、四季を彩る樹木、
まさに山水画の世界、文人文化の原点である。
明治32年(1899)、
一月、厳冬の耶馬渓を訪れた夏目漱石は多くの俳句を残した。
また森鴎外、若山牧水、田山花袋、高浜虚子、
多くの文学者、詩人俳人が耶馬渓を訪れた。
旅は生きた学問の場、思索、創作の場であった。

山国川馬渓橋の近くに佇む平田家住宅。
明治から昭和に建てられた木造三階建住宅の空間に
凝縮された文人の世界がある。
咸宜園の広瀬淡窓一門と、師の亀井南冥の書が貼られた二室の襖。
そして三階の座敷から三方に広がる秀麗な山々の眺望と山国川。
平田家は大庄屋を務めた家柄で地域の名士であった。
住宅は耶馬溪を訪れる人々をもてなす接客空間でもあり、
そこはまさに文人の家である。



日 時  平成30年11月25日[日]
会 場  平田家住宅見学[耶馬渓の景と文人の書画を楽しむ]
[バスツアー=限定四〇名]
行 程  9時 築上町役場椎田本庁集合
     ※駐車場あり・JR椎田駅から徒歩5分
     10時 中津市耶馬渓町平田 平田家住宅(木造三階建の近代和風住宅)
解説・説明  佃 一輝 ほか
床の花かざり 珠 寳
     12時 昼食(場所未定) ― 耶馬の景を見学
     15時 築上町役場椎田本庁にて解散
※参加費無料。
※昼食代は別途1,500円。



佃 一輝 | つくだ いっき

一茶庵宗家六世。別名は佃亦。江戸時代後期から伝わる文人趣味を継承。古典をふまえたアーティスティックな表現と文房の茶、文會の茶の提唱者として知られる。著書に「煎茶の旅」(一九八五年大阪書籍)など。論考に「茶道学大系第一巻」(1999年淡交社)、「講座茶の湯全史第二巻」「煎茶の理念と表現」(2014年思文閣出版)、「情報誌CELvol.118」「煎茶と文人」(大阪ガスエネルギー文化研究所)など。

花士 珠寳 | はなのふ しゅほう

京都の慈照寺(銀閣寺)にて初代花方を務める。2015年に独立し、草木に仕える花士として、大自然や神仏、時、ひとに花を献ずることを国内外で続けている。同年、青蓮舎花朋の會を設立し、教場で花を通してそれぞれの「花」の在処を求め、豊かな生活時間を作ることを提案している。2017年4月より、京都造形芸術大学美術工芸学科客員教授として教鞭をとる。音楽や現代アート、工芸、建築などの分野で国内外のクリエーターとも協働している。
www.hananofu.jp





お申込み・応募方法
※10月19日[金]必着。往復はがき・ファックス・メールで、下記まで。
※お申し込みは一名様につき一枚参加者二名まで応募できます。
※参加希望内容|参加希望する内容すべてを記入してください。
※応募者多数の場合は抽選となります。
※本行事のため11月24日[土]当日は旧藏内邸の一般見学はできません。

11月24日[土]
1. 見学(献花・対談・煎茶席)
2. 昼食(弁当)
3. 煎茶席

11月25日[日]
1. バスツアー(昼食付)
※住所、氏名、年齢、性別、当日連絡のとれる電話番号を記入。


宛先・問合せ
〒829-0106
福岡県築上郡築上町船迫1342-22
船迫窯跡公園「旧藏内邸文人さろん」係
電話・ファックス:0930-52-3771
メール:kamaato@lep.bbiq.jp
ホームページ:「旧藏内邸」で検索
http://chikujo-rekishi.jp/category/kyukurauchitei/

主催:築上町/築上町教育委員会
協力:一茶庵/青蓮舎/中津市教育委員会